WiMAXルーターには、WシリーズとWXシリーズの2種類がありますが、そのどちらにもクレードルが用意されています。
これは現行機種よりずっと前からあるもので、新しい端末が発売されるたびにクレードルも一緒に販売されてきました。
WiMAXルーターの契約時に、クレードルって必要なの?と考える方も少なく無いと思うので、ここではクレードルをセットで購入するメリットについてご紹介したいと思います。
WiMAXのクレードルって一体何?
そもそもWiMAXルーターと一緒に販売されているクレードルってなんでしょうか?
クレードルには様々な役目がありますが、一番シンプルで重要な役割が、WiMAXルーターの充電台です。
WiMAXルーターは、USBで接続で充電するものばかりですが、クレードルを持っていると、わざわざUSBの接続口を探して差し込む必要がなく、クレードルとドッキングするだけで充電を開始することができます。
そのほかにも、いくつかの機能があるので、順番にご紹介していきましょう。
WiMAXルーターの充電台はあると便利
先ほどご紹介した充電台としての機能ですが、これがあるととても便利なことに気づきます。
WiMAXルーターは、外に持ち運ぶことが当然多いでしょうが、自宅で使用することも同じくらい多いという方もいるのでは無いでしょうか?
そんな時に、クレードルがあれば、WiMAXルーターを自宅で常に充電しておくことができ、充電しながらWiMAX通信を行うこともできるので、ホームルーターの様にも使うことができます。
また、クレードルにセットすることを習慣にしておくと、いざ外出という時に充電し忘れているということがまず起こりません。
外出するときは常にフル充電でWiMAXルーターを持ち運ぶことが可能になります。
ルーターと接続してWiFiを強化
私は、WiMAXルーターを契約すると常にこの使い方をしているのですが、WiMAXとクレードルをセットし、そこにLANケーブルでWiFiルーターに接続しています。
WiMAXのWiFiは、届く範囲が少し狭いので、家の中の隅々まで安定してWiFiを届けることができないということがあります。
クレードルには、そんな弱点を補う機能があり、LANポートが1つ用意されています。
ここにWiFiの電波が強力なルーターを1つ繋いでおけば、家の隅々までWiFiを飛ばすことができます。
一番役立つと思うのが、WiMAXを自宅の中で最も電波が届く場所に置いておいて、そこからルーターで家中にWiFiを飛ばせることです。
WiMAXは屋内では電波を掴みにくいという特徴があるため、家の中の置く場所によっては通信速度が遅くなることがあります。
かといって、あまりに家の端に置いてしまうと、今度はWiFiの電波が端末まで届かなくなってしまいます。
クレードルがあると、家の端の窓際など、WiMAXの電波が掴みやすい場所にルーターを置いて、そこからWiFiを飛ばすルーターを接続できるので、常に最も早いWiMAX通信を家の中でも利用することができます。
中継機として使用することも可能
この使い方はあまり使用したことがありませんが、反対に自宅のWiFiルーターの電波が届きにくい場所に、WiMAXとクレードルがハブになって、WiFiを中継することができます。
これを利用すると、WiMAX自体の通信は利用せずに、自宅回線の中継機の役割を果たしてくれるので、家の中でWiFiが繋がりにくい場所を解消することができます。
家の敷地が広い場合や、場所によってWiFiの電波が届きにくい場所では、WiMAXルーターを別の用途で役立たせることができます。
クレードルセットは必須ではなくても後悔はしない
WiMAXのクレードルは、価格としては3,000円くらいなので、購入する際に別に必要ないかなと思う方もいるかもしれません。
クレードルはWiMAXに絶対必要な付属品!というわけではありませんが、持っていると便利なことは間違いありません。
ルーター機能を利用しなくても、充電台があって置く場所が決まっているということで、充電のし忘れを防ぐことができるので、その面だけで見ても購入する価値があります。
これからWiMAXを契約する方で、クレードルセットの購入を迷っているという方は、参考にしてください。